危険な腹痛の原因は流産や子宮外妊娠
逆に危険な腹痛はというと妊娠に異常が起きた時のものです。この場合、痛みが激しい事が多くあります。

・ギューっと締め付けられるような強い痛み
・強い痛みが続く
・急激に痛みが強くなっていく

これらの特徴の他、つわりの症状が消える、出血がある場合なども。こういった症状は流産の兆候や子宮外妊娠が原因となっている事があります。かすかに感じる程度の痛みではなくはっきりした痛みが続く場合はかかりつけの病院に連絡し、受診の必要があるかどうか指示をもらいましょう。

問題のない腹痛の場合、いつ頃まで続く?

子宮の拡張で起きる痛みやhCGの刺激による痛みの場合、多くは痛み始めて1ヶ月程度で収まって来ます。hCGの場合、多く分泌されるのは妊娠初期です。分泌が減り始める妊娠8〜16週目辺りで収まって来ます。子宮が大きくなる痛みの方が早く収まる事が多いようですが、人によっては中期頃まで痛む場合もあります。妊娠の経過が順調なら中期頃まで痛みがあっても問題はありません。

痛みがある時は暖かくして安静に
問題のない腹痛でも体を冷やすと痛みの原因になります。薄着や冷たい物の食べ過ぎに注意します。また、ストレスや疲れも痛みの原因となる事も。妊娠初期のお腹はまだ膨らんでいなくても体には負担がかかっています。胎盤が完成すると体調も落ち着いてきますので特にそれまでは、調子が悪いと感じたら無理をせずに安静を心がけましょう。