低温期

月経期
生理が起きている期間です。妊娠が成立しなかったために黄体ホルモンが減る事で体温が下がる事で低温期となります。妊娠に備えて厚くなっていた子宮内膜がはがれ落ちて血液と一緒に体外に出ます。

卵胞期
卵胞刺激ホルモンの働きで卵子を育て始める時期です。生理の後の肌の調子が良くなってくるタイミングです。この時期はまだ体温は低いままです。

排卵期
排卵日に一度大きく体温が下がった後で急上昇し、低温期から高温期に入れ替わります。排卵日前後が一番妊娠しやすい時期です。排卵の時に痛みを感じる人もいます。卵の白身のようなおりものが数日ほど出ます。

高温期

黄体期
黄体ホルモンが分泌される事で体温が高く維持されます。黄体ホルモンは子宮内膜を厚くして妊娠を維持する作用がありますが着床がない場合、黄体ホルモンの分泌が減って行きます。
そして次第に体温が下がって低温期に移動し、生理が始まります。

基礎体温はどう見る?

基礎体温を見ると女性ホルモンの分泌サイクルがうまくいっているか、排卵が来ているかどうかがわかります。基礎体温は数値の一つも大切ですが、ある程度の期間記録を続けてきちんと低温期と高温期の二層を形成できているか、排卵の兆候がグラフから見て取れるかがポイントとなります。

月経不順の場合、グラフは不規則でも排卵があって妊娠する事もありますが、何らかのトラブルがある場合は基礎体温表のグラフの形からある程度原因をつかむ事もできます。そのため長く続ければ体の状態を見る資料として大変役に立ちます。