はっきりしない陽性反応が出た場合は?

判定サインの所に薄く線が出た場合、以下のような理由が考えられます。

・指定の検査時間を過ぎて尿が蒸発してhCG濃度が上がって誤反応した。
・検査のタイミングは早すぎてhCGの濃度がまだ十分高くなっていなかった。
・妊娠に気付くのが遅れ、hCGの濃度が下がり始める時期になっていた。
・双子などの多胎妊娠でhCGの濃度が検査上限を超えていて正確な反応が出なかった。
・子宮外妊娠・胞状奇胎など妊娠に異常があるためhCGの濃度が検査上限を超えている。
・着床はしたがそれ以上授精卵が育たなかった(化学流産)

妊娠検査薬でチェックできるhCG濃度は上限があるため、通常の妊娠とは条件が異なりhCG濃度が高すぎる場合は妊娠検査薬での判定はできません。

化学流産について
流産という名前になっていますが、特別な処置は何も必要がないケースです。授精した卵子が着床までは出来た物のそれ以上育つ事ができず次の生理が来る事です。自然と生活をしていれば少し生理が遅れた程度にしか気付けないのですが妊娠検査薬の普及で超早期に妊娠の判定が行えるようになってから使われるようになった言葉です。

妊娠の継続ができる状態ではないのではっきりしない陽性反応が出たり、妊娠検査薬で陽性が出たのにすぐに生理が来たりする事があります。この段階の受精卵が育たずに終わる事は珍しい事ではありませんので陽性反応の後すぐに生理が来てしまっても気にしないで大丈夫です。