妊娠超初期とは?

妊娠超初期とは妊娠0週~3週までの事をいいます。

妊娠の週数は最終月経の開始日から数え始めるので妊娠0週は妊娠前の最後の生理の期間です。また、周期が安定している28日型の人だと排卵日が妊娠2週目、着床が起きるのは3週目頃が目安となるので妊娠超初期の前半は通常、実際にはまだ妊娠していない期間となります。

着床の後、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌されるようになります。このホルモンは妊娠を継続させるための黄体を維持する働きがあり、これによって子宮内膜が剥がれることなく維持されるので生理が止まります。hCGは生理予定日である妊娠4週目頃から分泌される量が増えます。妊娠検査薬はhCGに反応しますので妊娠超初期の後の妊娠5週目頃から妊娠の有無がテストできます。産婦人科の場合、このホルモンの値で判断するのではなく、赤ちゃんが育っているかどうかを確認するため、妊娠超初期の段階では受診しても妊娠の確認が取れません。

妊娠超初期の兆候について

妊娠超初期の兆候は黄体ホルモンが増加する事が起きる生理現象なので同じ理由で起きるPMS(月経前症候群)と似ています。ただ、普段は起きない生理前の症状が出て妊娠の可能性に気付く人も多いようです。

高温期が続く(微熱)
一番わかりやすい超初期の症状は体温の変化です。基礎体温をつけている場合、生理予定日になっても高温期が続いている事で気付く場合が多いようです。微熱だと感じたり、なんだか熱いような気がする、と感じる場合は妊娠の初期症状だったという事も。

着床出血
希に着床のタイミングで生理の1週間前頃に出血が起きる事があります。